桑田佳祐のやさしい夜遊び

TOKYO FMほかJFN系列で放送されている、サザンオールスターズ桑田佳祐さんがパーソナリティを務めるラジオ番組。


現在は病気の治療により休暇のため、代理としてミュージシャンの斎藤誠さんがパーソナリティを担当。
また今回はサザンとゆかりのあるゲストとして、ウッチャンナンチャン内村光良さんが登場。


今回は「内村さんが語るサザンオールスターズ」について、色々と興味があったので書き起こしてみました。

原由子さんからのメッセージを受け…

原さんからのメッセージを読み上げる斎藤さん。原さんからこのような形でメッセージが来たのは初めてだったそうで、「それはやっぱり、ウッチャンさんがいらっしゃるっていう…」と斎藤さん。

内村「最近もお仕事、一緒にやらせてもらいまして、1時間半くらいガッツリ2人でトークさせていただいて、あんなものスゴイ近い距離で、原さんと2人っきりで話すって初めてだったんで…」
斎藤「なんかちょっと、照れてらっしゃいませんでした?」
内村「スッゴイ照れました、もう。ものスゴイ近いんですよ、あの番組のトークで、こんな近くで目合わせて話すのが、ちょっとやっぱさすがに恥ずかしかったですね〜」

フジテレビ「僕らの音楽」ですね。確かにあの番組って、ゲスト同士がかなり近い距離で対談やりますよね。
やっぱり原さんを前だと内村さんも照れるんですね。

内村さんとサザンの“出会い”

内村さんがサザンを初めて観たのは、中学2年の時に「勝手にシンドバット」を演奏していた「8時だョ!全員集合だそうで、

内村「なんかこうだから、ビックリしましたね。なんかあんまりない感じの短パンの…でまたふざけたタイトルじゃないですか、『勝手にシンドバット』って。その当時のねぇ…」
斎藤「そうですね」
内村「いや、これ何なんだろうこの…なんかキワモノ的な、ドリフよりもキワモノ的な感じなんですよね」


それから実際にサザンと会って一緒に仕事をすることに。「ホント信じられなかったですね」と語る内村さん。

内村「もうホントにサザンは、節目節目で中3の時に『いとしのエリー』だし、高3で『Ya Ya』だし…もうもうモロ、全部その時の“この曲聴いたらこの思い出がよみがえる”というのがあるんで、まさかその一緒に仕事を出来るのが…」

内村さんの思い出はサザンとともにある、と言っても過言ではないわけですね。

内村「『夢で逢えたら』のオープニング撮りで初めて会ったんですけども、ほぼ、俺ほぼ話せなかったです。もうあまりにも、緊張しちゃって…
(内村・斎藤ら『(笑)』)
内村「南原(清隆)と桑田さんがプロレス談議に花を咲かせてるのを遠巻きに羨ましく見てた…『いいなぁ』つって見てた…」
斎藤「それはやっぱモノホンのファンだったからでしょうね
内村「もー、あれはあっという間に時間が過ぎたって感じでしたね」

なんとも内村さんらしいエピソードです(^^;

音楽寅さん」“フォーク軒”でのエピソード

昨年放送された「桑田佳祐の音楽寅さん」。その中の「フォーク軒」というコントで、桑田さんと原さん、そして内村さんがゲスト参加した時の話。


斎藤さんもこのコントに参加しており、「僕はその時、『あっ、内村さんだ〜!』と思って。今の桑田さんに内村さんが会った時の感覚ですよ。『あっ、本物の内村さん入ってきたー!』と思って…」と、割と興奮していたっぽいです。
ちなみにその時が内村さんと斎藤さんの初対面だったそうです。


そんな「フォーク軒」での設定について。

内村「アレはなんか、『フォーク軒』の隣町かなんかにいる、とんこつラーメン屋の主人っていう…」
斎藤「『ポーク軒』かなんかでしたっけ?」
内村「『ポーク軒』!そうです。『ポーク軒』の“豚こつ夫”っていうのは、なんかありました、台本に」
斎藤「アレは台本には細々書いてあるわけではないんですね?」
内村「そうです、大体の流れがあったじゃないですか。あとはその流れで…」

ここでリスナーから「コント師・内村さんから見て、桑田さんと原さん、お2人のどちらが“芝居心”というか、“コント心”をお持ちだと思いますか?」という質問が。それに対し…、

内村「2人ともあります。もちろん!もうだから“お笑い心”というか、洒落っ気はもうもちろんありました、お2人とも」
斎藤「特に一緒に、今日もメッセージいただきましたけど、原さんとホントにコント状態だったじゃないですか、夫婦というか」
内村「もう度々言っていますけど、“間”が天才なんですよね、原さんというのは。何でしょうねぇ、“間”がねぇ、素晴らしいですね。アレはなかなか習得しようと思っても出来ないですね、天性のモノだからですね、あの“間”は」
斎藤「それは多分、桑田さんさえも近寄れないぐらいの“間”かも知れないんですね?」
内村「そうですね、あの、最初に三宅(裕司)さんとコント番組で『あっ、う○こついてる』って…アレを観た時に衝撃を受けましたね。素晴らしいコメディエンヌが出てきたと…天才が出てきたと思ったんですけども、音楽界のほうに行かれちゃって…」

桑田さんと原さん、どちらも素晴らしいけど、原さんの“間”は天才的、との内村さんの評。
「素晴らしいコメディエンヌ」と言わしめるというのはスゴイですね。


引き続き、「『フォーク軒』は本当にアドリブが多いですよね」というリスナーからのお便りが。
そこから「アドリブはどういう気持ちでで思いついちゃったりするんですか?」という質問になり、

内村「直前ぐらいに、“豚こつ夫”だから“かつ子”がいいなって…」

なんと、原さんが「フォーク軒」の中で演じていた“豚かつ子”は、内村さんがアドリブで決めた名前だったのだとか。


そして、斎藤さんと同じくコントに参加した、サポートミュージシャンの深町栄さんに対し、「フォーク軒」に入った瞬間に目が入ったという内村さんがアドリブで「あっ、置き物じゃないんだ!」と言ったのを斎藤さんは印象に残っているそうで、

斎藤「確かに深町さんって、全く動かなくて、全く無表情な方なので…あんなのももちろんその時の思った感じで?」
内村「そうですねぇ。そん時と直前にこういうこと言おうってヤツと、半々くらいですかね
斎藤「圧倒的にDVD観てても、(内村さん)お一人だけ全然違うんですよ。そのもちろんですけれども、もう存在感が全く違う」
内村「(謙遜して)そんなこと…」

あーこのエピソード聴いていたら「音楽寅さん」の『フォーク軒』また観たくなってきちゃったなぁ。
この回はビデオに録っているはずなので、取り出してこようかなぁ。

酒の席での内村さんと桑田さん

先日の「やさしい夜遊び」のスペシャルでコメントを寄せた際、「シラフの時より酔ってる桑田さんが好き」と言ったという内村さん。
そんなわけで、お酒の席での桑田さんの意外なエピソードについて。飲み会の席に偶然居合わせたり、打ち上げの時など、8割9割方お酒とともに会話する、ということが多いとのことでしたが…、

内村「あの僕はスゴク『わースゴイな』と思ったのが、昔『牛』というコンサート*1で、私があのーハットリくんのお面をして、最後エンディングで出てきて、面を取ったら俺だ、っていう件をやったんですね。そしたらあのー、桑田さんが『バカヤロー!』っつって、ステージの前にね、押し合って俺を落としたんです、ステージに。


それから5〜6年経っての飲みの時に『あん時、俺は何で…ウッチャン落としてゴメンね』っていうのを、すっごい5〜6年経って思ってらっしゃった…。
俺もう全然そんなの忘れてたから、なんて繊細な方なんだ、スゴイ覚えてらっしゃるんだと思って…。感動とともに、桑田さんの繊細な感じをスゴク受けました

桑田さん、ステキすぎです。


岸谷五朗さんがゲストに来た際、「桑田さんは飲んでると“ゼロオーラ”になる、もっとヒドイ言い方で“雑巾”のようになる」と言っていたそうで、それについて内村さんに伺うと、

内村「かなり挨拶が挨拶じゃなくなって…あれはでも、そっとフォローしてる原さんが、もう何て夫婦なんだ、ナイスだなこのカップルは…と思いました

まさに“内助の功”ですね(笑)

内村さんの1番好きなサザンナンバー

続いて「サザン・ソロ問わず、内村さんが1番好きな曲と、そのエピソード」について質問が。それに対し、

内村「これはね、ホントよく訊かれますけども、言えないですよね」
斎藤「酷ですよね」
内村「コレ、大体でもみんなそうじゃないですかね?1位を決めろっていうのが、いやぁそれ究極じゃないですか?だって、例えばもうじゃあ、1番最初のインパクトから『いとしのエリー』だって言っても、後々違うって思うんですよね」
斎藤「それはどうしてでしょうかね、その時々によって違う?」
内村「そうなんですよ。20歳の時は『ミス・ブランニュー・デイ』だし、30代半ばの『TSUNAMI』でもあるし、PVに出た『白い恋人達』でありとか…。だからホントね、一概にどれが1位って申し上げられないっすね〜」

サザンファンにとって「サザンの1番好きな曲」という質問は、難問であり愚問。
内村さんの答えはまさにサザンファンそのものの答えだったと思います。

桑田佳祐”という唯一無二の存在

斎藤さんの「内村さんから見て、(桑田さんの)これは他の誰にも見ない部分、他の誰とも違うなって思うところってどこですかね?」という質問に、

内村「何でしょうねぇ?全部、最初っからオリジナリティというか、何と言うか他のなんかの影響とかいうものを一切感じさせない人じゃないかなぁ…」

確かにそれは「勝手にシンドバット」のインパクトから見ればわかりますね。

エンディング

最後に、内村さんから桑田さんにメッセージ。

「桑田さんのことだから、すぐに復帰したいと思っているでしょうが、せっかくのチャンスですから休んでください!で、『もういい加減にしてくれ』『もう出してくれ』って言うまで、焦らしに焦らしてですね、華麗なる復活を遂げていただきたいと思います。ご慈愛ください」

「せっかくのチャンスですから休んでください!」「焦らしに焦らして」っていうあたりが、愛のあるコメントだな、と感じました。

*1:1996年に横浜アリーナで行われた、サザンの年越しライブ。

坂本真綾のカバー曲について妄想してみる

そんな感想を持った僕ですが、もし真綾さんが今後カバーシングルなりカバーアルバムを出す、なんてことがあった場合に、このミュージシャンなら面白いんじゃないか、なんてことを妄想してみました。
あくまで個人的妄想なので、合う合わないの感性は人それぞれだと思いますし、実際聴いてみないとわからない部分もありますが(^^;

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坂本真綾「DOWN TOWN / やさしさに包まれたなら」感想

DOWN TOWN/やさしさにつつまれたなら(初回限定盤)(DVD付)

DOWN TOWN/やさしさにつつまれたなら(初回限定盤)(DVD付)

先週末、レイクタウンアニメイトで購入した、坂本真綾さんのニューシングル。
シングルを購入するのいつぶりだろう、というくらい久々にシングルCDを買いました。


今作は、山下達郎さんや大貫妙子さんらがいたバンド、シュガー・ベイブの「DOWN TOWN」、アニメ映画「魔女の宅急便」でも使われた、荒井由実さんの「やさしさに包まれたなら」、そして加藤和彦さんを中心に結成されたバンド、ザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」の3曲を、真綾さんがカバーしたいわゆる“カバーシングル”。


これは僕が一通り聴いて思ったことですが、まずはジャジーな曲調で始まる「DOWN TOWN」で幕を開けて、その次に「やさしさに包まれたなら」で一気に気分を高揚させ、そして最後に「悲しくてやりきれない」でエンディングに向けての終息な感じで締める、という流れでしょうか。
とてもいい流れで置かれた順番だな、と思いました。


そしてこの3曲でどれが1番いいか、というところですが、もちろんどれも良かった…のは良かったですが、個人的には「やさしさに包まれたなら」が1番好きだった


「DOWN TOWN」はCD発売前からCSの音楽番組でPV付きで曲は聴いており、派手な感じでいいなぁ…と思っていましたが、この曲はサビからいきなり聴くより、Aメロ→Bメロを経てあのサビを聴くのがいいかな、という風に感じた。
CMなどでは当然サビだけ流れることが多いですが、サビからいきなり聴くと感情移入できないというか、それほどハマらない感じというか。


「悲しくてやりきれない」に関しては、このCDで初めて聴いて、ラストにふさわしいノスタルジーな感じが確かに良かったです。


ただ「やさしさに包まれたなら」が1番良かった理由として、原曲の雰囲気や世界観が残しつつも、真綾さんの歌の巧さがまた引き立っている感じで、何度聴いても、またどの箇所を聴いてもシビれるんですよね。
間奏やバックのDEPAPEPEの編曲(ギター)もまた良くて、思わずハマってしまいました。


今回のカバーシングルを聴いていて思ったのは、真綾さんは男性より女性ミュージシャンの名曲のカバーのほうがハマるんだな、ということ。
性格とかは男性っぽい感じもあるのかもしれないですが、真綾さんの歌声には“女性らしさ”があるんだな、ということを改めて感じさせました。

踊る!さんま御殿!!

今回はドラマ「黄金の豚スペシャルということで、ドラマに出演する篠原涼子さん、岡田将生くん、生瀬勝久さん、宇津井健さんらが登場。


そのドラマには大泉洋さんも出演されるということで、今回の「御殿」にも登場明石家さんまさんとは以前、「さんまのまんま」をはじめ共演経験はありますが、この番組は初登場。
ですが、話を振られても反応できていましたし、さんまさん相手にも物怖じせず(「怖い」と言っていたシーンもあったけど)反抗していたからスゴかったと思う。
さんまさんも大泉さんに安心して話を振っているように見えました。

参考:さんまのまんま - あの日のダイアリー〜MY MEMORIES(2006/1/21)


というわけで今回は、「御殿」の中での大泉さんのシーンについてまとめました(一部シーンを除きます)。
思った以上にボリューム多くなってしまったので、以下畳みます。

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「おに魂」ブログと新旧パーソナリティブログ

タイトルは変わりましたが、ブログ内のカテゴリは引き続き「鬼玉」で通すことにします。

おに魂のブログ

こちらが10月から新たにできた番組特設ブログ。
日々の番組の裏側やマル決に関する情報、パーソナリティ陣のメッセージなどが更新されています。


こちらは「はてなアンテナ」に登録済み。

小林アナの穴があったら入りたい

そしてこれらが「おに魂」各パーソナリティ陣のブログ。奇しくもみんなアメブロという。
かかし以外はまだ「アンテナ」に入れていませんが、これは気分が乗ったら入れるつもり。あくまで「気分が乗ったら」…。


そして、前水曜アシスタントだったプリーズ大津田”改め大津田裕美さんのブログが場所を替え一新

大津田裕美のブログ(仮)

今後はここから近況などを発信してくれることになるのかな。
いやぁでも新装開店1発目の自撮り写真ステキですね。


こちらはすぐに「アンテナ」に入れるつもり。前ブログもしばらくは残します。

プリーズ大津田、「鬼玉」“卒業”とその心境

玉川美沙さん結婚・妊娠の影響も相まって、今年10月よりリニューアルすることとなった「鬼玉」改め「おに魂」。
月曜日はバカボン鬼塚さんときっくん(かかし)そのままに、水曜日にも鬼ちゃんは残るのですが、火曜日にタレントの福田萌、木曜日にピン芸人の小林アナ、そして水曜日のアシスタントにはグラビアアイドル・タレントの吉木りさが、それぞれ新たに加わることとなったそうです。


そんなわけで、9月29日(水)の放送を以って番組を“卒業”することとなったプリーズ大津田さん。
放送開始から7年半、時には恋愛相談を語ったり、時にはエロ声でリスナーを魅了したり、また時には歌手として色んな曲を歌ったり(大抵罰ゲームだけど)と、さまざまなことをやってくれました。
鬼玉」水曜日はまさに彼女のための番組だったと思います。


そんなプリーズさん――いや、もう“卒業”したから「大津田裕美」と呼びましょう。
大津田さんが自身のブログ「プリーズ大津田の好きでやってんじゃねーよ。」で、番組を“卒業”したことについて語っていました。

リスナーの皆様へ - プリーズ大津田の好きでやってんじゃねーよ。


まず冒頭では「お疲れ様」コメントについての感謝の一言を述べていましたが、

ん〜卒業って言葉は体裁まみれなので使いたくないな、ここでは。

と、番組の“卒業”がただのキレイごとのお話ではないことを示唆。


続けて、

ぶっちゃけ、
急にクビと言われて『えっ?今?』だったし、言葉は悪いが『トバッチリぢゃん!』と思ったのも確か。
7年半やってきて急にクビで、理由もヒドイのにニコニコして『ハイ』と言えるほど人間できてないんでねアタシは。
番組にいつか終わりが来るのはわかってたけど、こんなリストラに合うとは思ってもみなかった。

突然言われたという“クビ”宣告。
詳しい理由こそ「ヒドイ理由」としか書かれていないけど、『トバッチリ』とあるので、おそらく「たまちゃん卒業じゃん。これを機に番組をリニューアルしようと思うんだけど、フレッシュな存在が欲しいから」とかそんな理由なのかな、とか推測してしまった。
(確かに今度アシスタントになる吉木は1987年生まれの23歳。大津田さんとは一回りほど年齢が違うんですよね)


今の理由はあくまで推測の域を出ませんが、とにかくプリーズ大津田は「鬼玉」を“クビ”になったと、そういうことになるんですね。


とはいえ大津田さんも大人の女性。不満も少なからずはあっただろうとはいえ、

でも冷静になって少し考えたら、必要な人材なら残ったワケだし、結局自分の力のなさだと思ったら納得出来たよ、マジで。
喋りのスキルもない、面白いことも言えないアタシが7年半もラジオをやらせてもらったのが奇跡だし、感謝こそすれ『何で!?』って思うのは違ってるかなと。

と、自身が“クビ”になってしまったことについての反省の弁も残しています。


先ほども言いましたが、7年半の間、プリーズ大津田として様々なチャレンジをしてきました。
リスナーとのエロ声対決「プリーズ越え」をやってきました。
志岐番長・せきぐっちゃん(構成作家)らが作ったラジオドラマ「あたいとやろうよ」では、色んなキャラクターを演じてリスナーを魅了してくれました。
罰ゲームきっかけとはいえ、「テキーラ」「SHI・MA・NE」「ぷ」などの作詞・そして歌も披露しました。大宮ソニックシティという大舞台でも歌い踊りました。
マル決本」の外伝的な感じで写真集「限界」も出しました。僕も2冊持ってます。


鬼玉」、そしてプリーズさんとの思い出は尽きません。


今回、最終的には自身の力不足が原因だという風に語っていましたが、また“大津田裕美”としてNACK5に帰ってきてくれることを願っております。


ちなみに、ブログのほうは今後も更新を続けてくれるということなので、近況はこちらの更新をもって楽しみにしたいと思っております(^^)


#僕もプリーズさんのブログに遅ればせながらコメントを残しました。多くのコメントのうちの1つにすぎないのですが、目を通してくれたら嬉しいな、なんて。

キングオブコント2010

昨年は東京03が制した、コント師ナンバーワンを決めるお笑い賞レースも今回が3年目。
賛否ある審査方法(準決勝で敗退した芸人による10点満点の審査)、決戦方式(各コンビ2回ずつネタを披露)そのままに、今回も行われました。


各コンビの雑感の前に、ネタ以外の点で個人的に面白かったものを3つ挙げようかな、と思います。

第3位 浜田さんにコメント振りされた挙句…

オープニングトークにて。昨年の大会で浜田雅功さんに散々無茶振りされたD・N・Aが解散してしまったことを触れる松本人志さん。
瞬間わき上がるスタジオ。


松本さん、浜田さんを指さし、

「D・N・Aを無くすってスゴイよ!」

ドツく浜田さん。負い目を感じたくないからか「自分から辞めたんでしょ?」とフォローする浜田さん(^^;


ちなみに今年は83幕府というフリーのコンビに振っていましたが、昨年のD・N・Aほどの量は振らずでした。
それでも松本さんに「今後もフリーで頑張ってください」とか言われていましたが。

第2位 700点台を獲ってしまい…

2本目のネタで、奇しくも700点台(781点)を獲ってしまったロッチ。
その結果についてコカドが叫んだ一言。

「これ…700点台って“エレキコミックさん状態”じゃないですか〜!」

松本さん、すかさずコカドの肩を叩き「止めろ!先輩で落とすん止めろ!」とツッコんでいました。


中岡も続けて、

「どうせやったら1回戦も700点獲ったらよかった〜」

おいおい(^^;

第1位 優勝したコンビと東京03による…

ファイナリストが2本目披露の前、東京03にコメントを振る浜田さん。


そこで松本さんが不意に一言。

「優勝者とまた君たちが今日争うわけやけれどもね…」

瞬間、「えーっ!」と驚く東京03


でもそれを聞いた僕は思わず「それ観たい!」と思ってしまった
Twitterでもリアルタイムで書きこんだら、同意してくれる方がいたので、ちょっと嬉しかったです(^^;


それでは今回の各コンビの雑感を簡単に。

TKO

第1回以来の決勝進出となったTKOがトップバッターに。


1つ目のネタは、テレビでも何度か披露しているお葬式のネタ。焼香の件とか、個人的には結構好きなネタなんですけどね。
しかし木下のカツラは目に入るなぁ(笑) ネタ後に浜田さんも「お前そのヅラ好っきゃなぁ〜!」とツッコんでいたしね。


2本目のネタ後、一時トップに座っていましたが、ピースに抜かれてしまった後の木下の涙目、そして「…ほらな」の一言には笑えましたが、相当悔しかったんだろうな、とも感じ取れました。

ロッチ

昨年に続くファイナル進出。


1本目の催眠術のネタ、2本目の万引き犯と店長さんのネタ、どちらも「爆笑レッドシアター」などでも観られるような、ロッチらしい雰囲気のネタだった。
まあその分、新鮮味に関してはあまり感じられなかったのだけど。


コカドの「○○してる〜!」とか「○○やろ〜!」という感じの喋りは、僕としては結構好き。
笑っていいとも!」でタモリさんが「下アゴで喋るな!」とかツッコんでいたけど、言い得て妙だよな(^^;

ピース

最近は頻繁にテレビにも見かけるようになったコンビも、この大会は初のファイナル。


最初観たときはゆっくり観られなかったけど、改めて観ると2本目のネタは確かに面白かった。
というか綾部扮する「ハンサム男爵」優しすぎ。2人の格好はともかく(又吉も三つ目の妖怪だったし)、1番平和的なネタだったな。

キングオブコメディ

こちらも初の決勝進出。ながらも個人的には今野の声質とパーケンさん(高橋)の草食系ツッコミというやり取りがかなり好きだったりする。
まあ今となっては、こういうコメントするとミーハーと受け止められそうですが(^^;


紹介VTRでキンコメはとにかくついてないコンビと紹介。そこでパーケンさんは「親父の借金」を紹介していましたが、さすがにここで「痴漢の冤罪」については触れなかったか。


1本目の誘拐のネタでは今野の相変わらずのカワイくない子供(笑)と、パーケンさんの普段のイメージとは異なるツッコミに、これまでやや乾いていた空気が一変した感じで、ようやく素直に笑えるネタに出会えた感じだった。

ジャルジャル

昨年に続いて2度目の決勝。ただ昨年は賞レースには似つかわしくない「しりとり」のネタを出していて、今年もこの感じのネタが出ると「『R-1ぐらんぷり』でいう友近」みたいな存在になるのではないか、と危惧しておりました。


そんなジャルジャルの1本目は「くしゃみ」という、奇怪な感じというか、モヤモヤするようなネタだった。
2本目も福徳が「オバハン!」を連呼するというネタで、こういうのは失礼かもしれないですが、お笑い番組とかのノリのようなネタだったなぁ。


まあこれがジャルジャルらしいと言えばそれまでですが、そう考えると「KOC」とジャルジャルは合わないような印象を受けてしまった

エレキコミック

初の決勝進出となったエレキコミック。最近では「爆笑レッドカーペット」にはチラチラ観るほかは、どちらかというとDJなど音楽面での活動が目立っている印象がある。
キンコメと並んで、意外な伏兵という意味で期待はされていたようですが…。


ネタが始まってビックリした。スタジオが驚くほどにウケてない
他のコンビではまあまあ笑いがあったのに、このコンビのときは始まって数分経ってようやく笑いが起きるような感じだった。


2本目のネタではたこ焼き屋に扮したやついの「ハーもうダメかなぁ〜」という自虐的な出だしで笑いが起きていたが、ディレクター役の今立が押しかけて「顔が面白い店長ランキング」みたいな件が始まると、また引いていく感じだった。


確かに、南海キャンディーズ山里やフットボールアワー岩尾、ザブングル加藤など強烈な顔立ちの芸人は増えているので、今時「顔が面白い」という点となると、やついでは弱いのかもしれない。
そういう意味で、他の方のコメントにもありましたが、エレコミは今回の参加者の中ではちょっと古いタイプだったのかもしれないですね。

ラバーガール

これまた本大会初の決勝進出。個人的には唯一あまりピンとこないコンビだったりしたのですが(ぇ


このコンビは、ボケの大水の飄々とした感じが売りという感じでしょうか。結構ウケていましたね。
ただその分トータルで観るとインパクトは弱かったかもしれないですね。

しずる

昨年に続いての決勝進出。


もうしずるに関しては、ウケうんぬんではなく、今回の8組の中で1番安心して観ていられた。
1本目は「シナリオ通り」、2本目も「パンティー」が連呼されるネタだったけど、しずるは雰囲気としてクドさを感じなかったなぁ。2人に表情があるからかもしれない。



キングオブコメディ、出来40点も圧勝「キングオブコント2010」(映画.com)

そんなわけで、2本とも終始安定してウケていたキングオブコメディが3代目王者に選ばれました!
この結果はスゴイ納得いく結果だったと思います。


いやぁ今後キンコメをテレビでたびたび観られると思うと、ワクワクしますねぇ。
個人的にはトーク番組とかで、パーケンさんが痴漢の冤罪を受けた話とかも聴きたいかも。でもそんなこと言うのも不謹慎かなぁ?