超個人的テレビアワード2010
2010年も終わり、色んなテレビ番組と出会いました。
その中には短命に終わってしまったものや苦戦を強いられているものも数多くあります(した)が、その中にも面白かったものも多かった。
というわけで、2010年を振り返る企画として、今回は2010年の番組(ここはレギュラー番組に限定)の中で、個人的にハマったモノ、面白いと思ったモノを並べたいと思います。
今回は【バラエティ部門】をメインに、【ドラマ部門】【アニメ部門】の3つのジャンルに分けたいと思います。
まあ、ドラマやアニメに関してはそれほど数観ていないのですが…(^^;
バラエティ部門
【金賞】クイズ☆タレント名鑑(TBS系 毎週(日)19:57〜)
まずバラエティ部門で文句ナシの金賞にしたのは「クイズ☆タレント名鑑」。
第1回は2009年8月に深夜で単発で放送されたのがきっかけ。その時も面白かったのですが、その時はそれほどパッとする番組ではなかった。
ですが、2010年1月のスペシャルで、有吉弘行・おぎやはぎという2組のタレントが出てきたことで、一気に番組に花が咲くことに。
その後、1度のスペシャルを経て8月からレギュラー放送開始。視聴率こそNHK大河ドラマや「世界の果てまでイッテQ!」など、裏番組に強いものが揃っており苦戦しているものの、様々なクイズ企画を用意しながらテレビっ子の心をわしづかみにしていると言ってもいいでしょう。
この番組の1番の肝となるのが、“毒舌”という部分でしょう。
「検索ワード連想クイズ」では悪意あるフレーズ(【カツラ】【消えた】など)に対して、様々なタレントの名前を挙げて容赦なく切り込んでいきます。
その立役者こそが、先ほど名前を出した有吉でありおぎやはぎの2人であり、またFUJIWARA藤本さんなどもそれに負けじと爆弾を投入。
そんな毒舌に対し最近ではフットボールアワー後藤が「悪意あるじゃないですか〜」と番組の“良心”的な立場でツッコミを入れるのも目立ちました。
まあそんな後藤に対し、有吉からは「誰からも好かれていない」とか言われちゃうんですけどね(^^;
2011年の1発目の放送は1/16(日)19:00〜の2時間スペシャル。ここでも毒舌・下世話ワード連発必至!?ぜひ2011年も独自の路線で突っ走って欲しいです。
関連記事
◆クイズ☆タレント名鑑(2010/1/4)
◆クイズ☆タレント名鑑 芸能ゴシップ通決定戦(2010/4/3)
◆Togetter - 「「クイズ☆タレント名鑑」2010/12/12放送分つぶやきまとめ」
【銀賞】雑学王(テレビ朝日系 毎週(月)23:15〜)
2010年3月まで「クイズ雑学王」としてゴールデン枠で放送していたものが、再び深夜に移動したこの番組。
初めこそゴールデン時代と同じく雑学クイズ一辺倒の番組でしたが、10月からスタイルが一新し、出演者全員が芸人のみになり、さらに雑学クイズのみではなく芸人同士によるトークの時間も増え、まさにかつて放送していた「爆笑問題の検索ちゃん」に似たスタイルになりました。
さらに最近では「伸び悩み芸人枠」として、つぶやきシローさんや古坂大魔王など、いわゆる“ボキャブラ芸人”も出演しているのも大きなポイントだと思います。
このリニューアルまさに深夜に移動したことによる改正といってもいいでしょう。
【銀賞】はねるのトびら(フジテレビ系 毎週(水)19:57〜)
番組自体は2005年10月からゴールデン枠で放送していますが、2010年になってもなお攻める企画をやっている姿勢が素晴らしいと思う。
2010年の企画で言うと、ドランクドラゴン鈴木をメインに据えた「テストダブルス」や、バカリズム・松木安太郎さんなど「はねトび」メンバー以外の人たちの活躍も光る「カブらない披露宴」(初期は「オンリーワン披露宴」)、そして何よりスゴイと思ったのが、ロバート馬場メインの企画「ババデミー大賞」。
馬場ちゃんが色んな意味のないチャレンジをする企画なのですが、あくまで“成功した部分”のみを流し、その過程の練習部分やNGシーンなどは全く流さないという姿勢が、なんというかいい意味でバカバカしくて楽しめた。
先輩番組の「めちゃ×2イケてるッ!」がやや危険な香りも漂わせている中、この番組はなかなかいい企画続きだと思います。
まああまりそれが評価されていない感じなのが残念ですが…。
【銅賞】東野・岡村の旅猿(日本テレビ系 毎週(月)23:58〜)
3度のスペシャルを経て、10月よりレギュラーを開始した番組…なのですが、開始直前でナインティナイン岡村隆史さんが入院というハプニングが。
そんな中で岡村さんの穴を埋めたのが、相方の矢部浩之さんと仲良しの出川哲朗さん。東野幸治さんと一緒に四国の酷道やインドの旅、韓国の旅に出るなどでつなぎ、その後無事に岡村さんが復帰。千葉の房総の旅へと出ました。
2011年も中堅芸人2人の深夜ならではのゆるぐだな感じの旅番組にしてほしいと思う。
【銅賞】ピカルの定理(フジテレビほか 毎週(火)24:45〜)
10月に放送を開始した番組で、いわゆる「めちゃ×2イケてるッ!」「はねるのトびら」の流れを汲んだ番組。
ピース・モンスターエンジン・ハライチ・平成ノブシコブシの4組の芸人のほか、声優の平野綾、元AKB48でタレントの大島麻衣、そしてお笑いタレント・おかもとまりと女性も揃えた布陣に。
とは言え、番組内ではピース綾部・平成ノブシコブシ吉村・平野綾あたりが特に目立っている雰囲気もあり、いまだ発展途上の感も否めないですが、今後の期待も込めての銅賞。
「ふくらむスクラム!!」のように自然消滅しなければいいですが…。
【銅賞】有田とマツコと男と女(TBSほか 毎週(水)25:25〜)
くりぃむしちゅー有田哲平さんとマツコ・デラックスさんという、同じ事務所の2人がMCのトークプログラムなのですが、ゲストとして登場するのがいわゆる一般の男女50人。
この番組の肝は、さまざまな質問に応えるのがタレントではなくて一般の客という点。
芸能人では聞けないような答えなどを、有田さんとマツコさんが膨らませる部分が面白いです。
ローカル番組なので、観られない地域も多いですが、1/4(火)にスペシャル番組をやるんですよね。そこではどんなトークをするのか、楽しみにしたいと思います。
ドラマ部門
【金賞】ホタルノヒカリ2(日本テレビ系 毎週(水)22:00〜 7月〜9月放送)
綾瀬はるか主演の恋愛ドラマ。前シーズンも楽しく観ていましたが、コメディの色も相変わらずあって今回も非常に楽しめました。
今回は“ぶちょお”こと高野(藤木直人)・瀬乃(向井理)との三角関係、さらに山田姐さん(板谷由夏)と二ツ木(安田顕)の関係も1つの目玉でした。
このドラマは個人的に綾瀬はるかの株を上げた作品で、これまでの作品では特に何とも思わなかったんだけど、このドラマでの“干物女”ぶりは見事にハマっていて、それでいてかわいらしくもあり、まさに適任という感じでした。
【銅賞】検事・鬼島平八郎(テレビ朝日系 毎週(金)21:00〜 10月〜12月放送)
銀賞と銅賞は10月クールのドラマから2本。
「鬼島平八郎」は面白かったんだけど、実は最終回、外出してかつ録画しそびれて観られなかったんですよね…(爆)
ちなみに僕が2010年観たドラマ、上の3つと「ヤンキー君とメガネちゃん」だけなので、あまり信憑性は薄いかもですね(^^;
アニメ部門
【銀賞】けいおん!!(TBS系 4月〜9月放送)
【銅賞】生徒会役員共(tvkほか 7月〜9月放送)
原則、今年のアニメで観たのってこれらくらいだったりするんですけど(汗
基本的に「“敵”のいないゆるーいアニメ」が得意な僕としては、これらはまあ純粋に楽しめたかな、という感じでした。
正直どれも大差はないんだけど、前知識が特にないながらも最後まで楽しめた「イカ娘」を金賞にしました。
ちなみに「生徒会役員共」は、「週刊少年マガジン」で毎週読んでます。
その他、1話のみに限定するとすれば、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第6話ですね。
これは僕が好きな声優の1人である大津田裕美さんが出ている回で、割とそこでは目立った活躍をしていたので、印象のあるお話でした。
総括
とまあ一応まとめてみましたけど、ドラマとアニメは“量”より“質”を求めている感じはあるかも。
好きなもの、面白そうなのを選り抜いて観ている感じ。
それと比べると、バラエティはやっぱり気軽に観られる部分もあるから、結構“量”観ている部分はあります。
まあこれも毎年の傾向ではあるけど。
2010年はTwitterを始めて、これまでは1人で観ていたものが、みんなで観ている“感じ”になって観ることができたのが1つの発見だな、と思った。
そういう意味では今年も色んな番組や、それを通じていろんな人との交流もできるのかな、というのを楽しみにしています。