5年に1度の祭典・コミケットスペシャル

日曜日に先輩から来たメール、それは《コミケ行かない?》というものでした。
ただ今回、國上堂本舗さんナベシンも来ていないみたいですし、これといった目当てもなしにただ金だけを使うのも勿体無い気はしたのですが、家族のみんなが次々出かけているのに僕だけこの春休み全くと言っていいほど出かけていなかったりするので、春休み最後の自分へのご褒美とばかりに《行きます》というメールを送りました。


ここからはリアルタイム風に紹介していきたいと思います。

6:00 起床

なるべく早く行くといった手前、このくらいの時間に目覚ましをかけ、ちゃんとパッチリ目覚めました。…いや、正直眠かったですけど。

7:40頃 出発

用意とかそういうことしていたらこんな時間になりました。既に着いていたであろう先輩に《9時頃に到着します》というメールを送って、地下鉄でケータイをいじりながら移動。

8:54 国際展示場駅・着

もう少しずれるかな、と思ったのですが結構正確な時間に着きました。ちなみに先輩とは11:30に約束していて、それまでは自由時間ということで。
中に入る前に友人に電話。朝だから出ないかな、と思ったのですがしばらくして「もしもし」という声が。国際展示場前から実況生中継(?)をしました。

9:12 カタログ購入

それから、そのまま入場しようとしたら、「カタログ無い人は入れません」という声が聞こえたので、泣く泣く1,000円を支払って購入。実は初めてカタログを購入の罠(今までは友人が買ったものを見せてもらう形だったので)。

9:30頃 「みけらじ」聴取

カタログを読んでいたら、“コミケ内でFM実験放送”というのが載ってあったので、この日もちゃっかりポケットラジオを持っていた僕は、周波数を87.0MHzに合わせて、歩きながら「みけらじ」を聴くことに。
楽曲はもちろんアニソンで、パーソナリティは3人ほどいるのですが、時々電波障害かただの沈黙か、なんか静かになったりしたりもありましたが、なんかこういうのも面白いな、と思いましたね。

9:45頃 「紙」コーナー

4階のフロアを歩いていたら、鉄道とかが置いてあるスペースの横におもむろに「紙」と書いてある旗があったのでちょっとビックリしました。
「紙」を置くってどんなサークルだよ、と思って調べてみたら、なんかそこら辺に画材コーナーというのがあって、その1つだったみたいですね。

10:10頃 先輩と合流

4階のステージ前の床に休んでいたら、先輩から電話が。居場所を言ってしばらくしたら先輩が現れたのでしばらく休むことに。ステージでは栗林みな実さんの曲や、「AIR」とかいうアニメの主題歌をややシャウト風に歌っている人がいて、なんか盛り上がっていましたね。
あと正面では甲冑バトルをしているフロアがあって、そちらも盛り上がっていました。


ですが、なんか座っているのが疲れてきた僕は先輩に行ってまた別れることに。
そこで見つけたのが「時刊新聞」というもの。1時間に1回以上のペース*1コミケットの最新情報を伝えるというもので、結構色濃い内容でたびたび貰うことになるのです。

11:37 「みけらじ」放送中に注文を頼む

なにやら放送中に注文を頼んでいたっぽいです(詳しくはよくわかりませんが)。その時に「『みけらじ聴いたよ』といった方は大盛り+スマイル」とかいうサービスをすることにしたらしく、パーソナリティが「言わなかったらスマイル無しなんだ」とか言って、
「僕みたいにブスっとされるプレイが好きな方はいいんじゃない、ルリちゃんみたいな感じで」
「ああ、綾波みたいな」
「いや、僕は綾波は来ないんだよね〜」
…なんちゅう会話や。


その時かなんかに「ラジオって便利だよね、こういうこと出来るんだから」とか言っていましたが、範囲がえらい限定されているので公共のとは言いませんが、ラジオを私物化するのはダメだろう、さすがに。

11:50 円周率詠唱コーナー

その「時刊新聞」を取ったあと、近くを歩いていたら円周率詠唱をしている人がいました。なんか気になったので見てみることに。
観たところ、その詠唱している人は和尚さんみたいな雰囲気でやっていました。格好もそうですし、前に「チ〜ン」と鳴らすあれもありましたし。


でも、最初カタログで見た時は、これは暗唱でやっているのかと思ったのですが、どうやらただの詠唱みたいでちょっと残念。ですが、一応正面の“おさいせん箱”に50円を入れておきました(^^;


ちなみに、このときのケタ数は15700ケタくらいいっていました。

12:17 気絶者、遂に現る

「みけらじ」のスタジオを観る為に2階のフロアを歩いていたら、エレベーター付近で気絶をしたっぽい男性が運ばれているのを見ました。遂にコミケの犠牲者が現れたわけですね。長居したい気持ちはわかりますが、無茶はいけませんね。


ちなみに、このときの「みけらじ」のスタジオには男性3人ほどとコスプレした女性が1人座っていて、周りにはスタッフと思しき人たちもいました。


その後、なにやら移動したっぽい先輩から電話。「逆三角の下にいる」と言っていましたが、それがよくわからずにしばらく彷徨っていました。


そして入口前に出たときに見つかって、それから“ある長い列”に並ぶことに。

13:13 第2部の列「身の潔白を証明してください」

その列というのは、16:00から始まる男性向けの第2部の行列でした。しかしそのあと3時間以上も待つことになるとは思いませんでした。


今回のコミケSPはカタログを持っていないと入場できないシステムになっており、スタッフの人が「係員にカタログを見せるときはきちんと上に上げて、身の潔白を証明してください!」というナレーションが入り、1部の間ででしたが笑っている方もいましたね。おそらく今回の1番の名言ではないかと思います。

13:44 暇な時間…

暇になった僕は、すかさず友人に電話をかけました。どうやら再び寝たみたいで、僕がまた目覚ましになってしまったみたいです。
しかし、やっぱり気の合う人間と話すと面白いですね。新しいドラえもんの話になった時なんか、「一さん*2スネ夫じゃあ子供観られなくなるじゃん。18禁だよ」とバカな話をしたり、救命病棟24時の話になると、「大泉さんがいい話してたよ、コマネチの話」と、このドラマを観ていない僕が偶然観たシーンの話をしていました。でも、にょういずみで泣いちゃダメですよ(ぇ
あとは某女性タレントがダブルブッキングしていた話(まあいていない様な編集でしたが)なんかもしました。「あびまんが大王」の話までは入れませんでしたが(^^;


40分くらい話して、気付いたらケータイの電池が1つになっていました。てか、午前の間に1つ減っていたんですよね。
やはり朝、地下鉄でケータイいじったのが悪かったのかな、と今更してもしょうがない反省をしましたね。
で、しょうがないのでここで電話を切ってまた暇な時間となりました。


そして、僕はラジオを取り出し「みけらじ」が聴けるか試してみました。が、外ではさすがに聴けないらしく、仕方ないのでチューニングを変えて、聴こえてきたのがTOKYO FMでした。しかし、この時間は坂上みきさんのはず。しかしこの声は明らかの坂上さんではない。で、よく聴いていたらどうやら祝日特番だったみたいですね。レポーターでOver Driveが出ていました。

15:20 思いもよらないメールが

そんなケータイを何気なく見たら、メールのアイコンが出ていて、見てみたら昨日何気なく送った、違う友人からのメール。なんとその友人がこのコミケットに来ているということで、少々驚いてしまったわけで。
先日まで入院していたというその友人は、久々の外出らしく、しかもそのあとのメールで、カタログ無しで参戦ということになったみたいです。

16:30頃 遂に列から抜け出す、しかし…

実はこの間にかなりトイレに行きたくてしょうがなかった僕、ようやく動いたことにホッと一安心。道なりに歩いていたのですが、なかなかトイレが見つからない。
この列に並んでいたみんなが壁サークルに密集する中、先輩とも別れひとりトイレを探す僕。ようやく見つかり、用を足して、その人だかりを冷静に見ていましたが、並んでいるところは本当に並んでいて、なんかカルチャーショックを受けましたね。
印象としては「A01」と「A36b」のサークルがスゴイ並んでいたなぁ、という印象がありました。特に前者は6列くらいに、100mはゆうに超える長さでした。
どちらも絵としてはカワイイ系でした。なるほどこういう絵はやっぱり受けるんだな、という風に思いました。


僕はのうのうと新たな「時刊新聞」を手に入れ、ついでに「円周率」を見ました。このときのケタ数が21700ケタ。それをメモっていたら、遂に恐れていた事件が。それは、ケータイの電池が遂にきれてしまったのです。
そういえば、さっきコンビニに行ったとき充電器みたいなのがあったな、ということで、中のampmに向かうことに。しかしなかなかそこにいけず苦労する僕。一難去ってまた一難とはまさにこのことです。


そして遂にコンビニを見つけ、充電器に手をつけようとしたとき、よく見ると僕のケータイは充電できないことが判明。僕のケータイはFOMAなのですが、対応していないんです。
諦めようと思いましたが、そういえば簡易型の充電器ってあるよな、と思い、探してみたらありました。でも、FOMA対応のものって少なくて、1つ、2つくらいしか見つかりませんでした。
仕方なくそれを購入し差し込んで、電池は何とかなりそうでした。ですが、値段が714円という高さで、しかも使い捨て(2回使って終了タイプ)の罠_| ̄|○
ですが、背に腹は変えられない、ということで自分を納得させました。


ちなみに、↓がその使いきり充電器です。正直差し込んでいるときに電話やメールをするときは恥ずかしかったりしたわけですが(^^;


17:25頃 漫研ブースをチラッと…

なんでも、僕の大学の漫画研究会が参加しているということで、そこに行ってみることに。
待ち時間のときに先輩にもこのことを言ったら、「漫研はなかなか人来ないよ」と言っていたので、どんなものかという期待を込めて。


実は高校の友人が、同じ大学の漫研に入っていて、そいつにメールを送ったら《バイトで来れない》ということなので、覗くだけなら覗きやすかったですね。
まあ実際見てみて1人、2人くらいいるような感じでした。

17:40頃 落書きコーナー

それから何気なく歩いていたら、「落書きコーナー」なるものを発見。そこにはメッセージ、イラストなどがいろいろと書(描)かれていました。


で、「卑猥なものは『大人の落書きコーナー』に描いてください」ということで、そちらも覗いてみる。
こはちゃんと普通には見えないように隠してあり、見てみたらわずかながらそういった絵が描かれていました。

17:57 円周率速報

この時間でのケタ数はちょうど27000ケタでした。

18:40頃 遂に友人と合流

18:00、先輩といったん集まってお互いにもう少しいるということで、解散という形になりました。
その後、別れてそのまま1人で帰るのもなんだったので、せっかく来ている友人と会うことに。
ただメールでやり取りしているだけのでまったく会えない。そこで集合場所を決めてそこで会うことに。


しかしただでさえ人の多いコミケ会場、早々簡単には会わせてくれません。
そして決めてから10分位したこの時間、ようやく友人・えむてい氏に会うことが出来ました。
えむ氏は第2部からの参加だったみたいですが、カタログを同輩の人に盗られたらしく、当日も購入前に売り切れてカタログ無しの参戦だったみたいです。で、先ほど書いた「A36b」のサークルに並んでいて、あと10人というところで売り切れだったらしく、嘆いていました。


その後、まだ4Fに行っていないという彼と4Fに行くことに。その時に僕も行っていなかったのが「ビエンナーレ展示」というフロア。そこには昔のコミケカタログがたくさんありまして、「りぼん」を意識したようなカタログや、表紙も紙のカタログなんかもありました。
コミケットのすごい歴史を感じましたね。

19:20 えむ氏、漫研本購入

僕の案内に連れられて先ほどの漫研のところに2人で行きました。そして彼は、その漫研の友人のマンガを見るべく購入。
その後そのマンガ“だけ”を読みました。そしてそのマンガについて軽く談義を行いました。ここではあまり語りませんが(^^;

19:50国際展示場を出る

さすがに疲れてきた僕、回るところも回ったので帰ることにしました。11時間もここにいたのはさすがに初めてです。
ですが、久々に友人に会えたこと、普通の生活ではありえない雰囲気にすっかりハマってしまって、充実の1日でした。


そして国際展示場駅に到着して、真っ先に見えた掲示板。そこには僕らも笑ってしまったあるものが書かれていました。掲示板ということで…、

 

携帯電話で撮ったのであまり良い画ではありませんが、この掲示板で「2ch掲示板@コミケSP」が展開されていました。
しかもこれは奇跡か神がかり、右側の画の「2ch掲示板〜〜」の下には、「〜〜Massage」というのがハゲたのか、「age」だけが残っていたのがさらに良かったです。


ただ、男性が女装したり、スタイルなどを気にせず(?)腹や腿をさらけ出す女性、全身を覆ったりなど、今回もいろいろなコスプレイヤーがいましたが、見た感じ夏のときのケロロ軍曹に勝る者はいませんでした。
とはいえ、パペットマペットとか、頭に輪っかをつけてベレー帽をかぶった手塚治虫先生など、それなりに面白いのもいましたが。


今年の夏は時間さえ合えば行きたいですね。もちろん1日目か2日目で。

*1:なんか最終的には15分に1回のペースになっていたっぽいですが。

*2:関智一のこと。まあわかる人だけわかってください(ぉ