パコダテ人

先週火曜日に秋葉原で買ったDVD、水曜日には観たんですが、先週末はいろいろあったので書けず。
ようやく目処も立ったのでひとまず書こうかな、と。


おおよそのあらすじはこちらなどを見ていただくとして、僕が観て思った感想を良かった点とそうでないと感じた点に分けて紹介したいと思います。

  • 良かった点
    • やっぱり主人公の宮恕Wあおいの演技は素晴らしいのと、若々しくかわいらしいのとで、こういった映画でも本気なんだなぁ、とプロであることを痛感しました。
    • お気に入りシーンは数あれど、あおいちゃん演じるひかるが「函館生まれのパコダテ人でーす!」とピースをしてカミングアウトするシーンはファンにはたまらんのではないかと。
    • 一方、大泉洋さん演じる古田も“パコダテ人”なのですが、2002年の作品というだけあって、今に比べるとまた田舎くささ(ローカルっぽさ)が出ていて、そういう点でも良かった。
    • ひかるを取り巻く家族やクラスメイトの存在もなかなかでした。「愛情」もあればある種の「裏切り」もある感じで。
    • 萩原聖人さん演じるスクープ記者・早川が務める「函館スクープ」のシーンではCUEさんのメンバーが2〜3人出ていて(佐藤重幸さんの姿がわからんかった…)、森崎博之さんは声と雰囲気だけで異彩を放っていました。音尾琢真さんも2度目で気付きましたが、髪の毛ぜんぜん違ぇ〜!
    • 安田顕さんも最初どこにいるのか解らなかったですが、シップ会社の若社長で出ているのがわかってからあのシーンでも楽しめました。最後には“シッポ星人”になってるし。
    • この作品はSTVも出資しており、そのためSTVのアナウンサー(森中慎也アナ・熊谷明美アナなど)も出演しており、先ほどのカミングアウトのシーンでは「どさんこワイド」のコーナーという“てい”で木村洋二アナがインタビュアーとして出てきたときには「木村アナキター!」と思いました。
    • 全体的には“まさにB級”という感じでしたが、僕にしたらむしろ好きな部類の作品でした。“まさにA級”の映画(「NANA」など)は僕には合わないし、“どう観ても中身がB級なのに、キャストや宣伝でA級に仕立て上げようとする”もの(実写版「ゲゲゲの鬼太郎」など)はいけ好かないので。
  • 残念だった点
    • あおいちゃんと大泉先生が一緒に映ったシーンがわずか2回で、直接絡んだシーンに至ってはゼロだったのは残念でした。完全に2部構成みたいな感じで。
    • 途中、一瞬でもいいからこの2人が話の上で繋がるシーンがあれば良かったんですけどねぇ…。
    • 一瞬のみ出演の木村アナはまさに「インタビューする側―される側」でもろ絡んだんですけど。
    • 本編とは別の特典映像もついていて、その中で舞台挨拶の模様も入っていたのですが、大泉さんがいなかったのがやっぱり残念(確か萩原さんもいなかった)。物語のNo.2とNo.3のはずなのに。
    • メイキング映像もあったのですが、当然といえば当然ですがあおいちゃん中心で、大泉さんが映っていなかったのも「どうでしょうバカ」としては残念な部分でありました。
    • あと、中身とは別ですが、ジャケットとかやたら「宮崎あおい」という字で書きすぎ。今でこそ売れてきてどこも旧字体だったりするんですけどね。

そういえば、この作品でひかるのボーイフレンド・隼人を演じる勝地涼くんや、ひかるの姉・みちる役の松田一沙など、「ハケンの品格」に出ていたという人もいたりして。まあ大泉先生とはほぼ全く共演はなかったですが(^^;