2008年年間こむちゃーとあれこれ

昨日の「こむちゃ」は、今年オンエアされたチャートを集計した年間チャートの発表でした。
その発表をここでも書かせていただきますが、その前に。


もしこのブログを観てくれている、もしくは偶然でも見つけた「こむちゃ」リスナーの皆さまがいらっしゃいましたら、聴いてみたいことがあるのです。

現段階での「こむちゃ」四天王を挙げるとすれば誰になりますか?

声優・アーティスト・男性曲など様々な視点・観点があると思うので人によって個人差が出るとは思いますが、激動の2008年を踏まえて1度は聞いてみたい質問だな、と思いました。
ちなみに僕でいうと、基本的に声優を中心としたものとしているので、水樹奈々田村ゆかり堀江由衣坂本真綾(去年までであればここは平野綾だったんだけど、今年のあの結果を考えると1度外す必要があるかと思ったので、「マクロス」効果ながら活躍した真綾さんを返り咲かせました)の4名です。


でも来年の結果次第では堀江さん・真綾さんの位置に平野綾茅原実里らあと一歩が足りない女性声優か、鈴村健一小野大輔宮野真守などの次の世代につながりそうな男性声優あたりを居座らせるかもしれないですが。


もし気が向いた方は、こちらに書いていただきたいな、と思う所存です。


それでは、ここでは恒例の「年間チャート」のほか、「アーティスト別ポイントランキング」「予告小見出し登場ランキング」の3つを発表します。

年間こむちゃーとベスト10

順位 曲名 アーティスト名
1 Climax Jump DEN-LINER form モモタロス・ウラタロス・キンタロスリュウタロス
2 Astrogation 水樹奈々
3 トライアングラー 坂本真綾
4 君=花 pigstar
5 Discovery 宮野真守
6 星間飛行 ランカ・リー中島愛
7 バンビーノ・バンビーナ 田村ゆかり
8 Trickster 水樹奈々
9 ライオン May'n, 中島愛
10 Doubt&Trust〜ダウト&トラスト〜 access

というわけで、年間1位は「仮面ライダー電王」オープニングテーマに使われたこの曲になりました。
男性曲が制したのは「ドリカン」「こむちゃ」併せて史上初となります。


続く2位は常連の水樹奈々。8位と合わせて2作ランクイン。
そして3位は「マクロスF」効果・管野よう子との5年ぶりのタッグが話題を呼んだ坂本真綾が再ブレイクという結果に。
真綾さんがが年間トップ10に入ったのは、2003年の「tune the rainbow」(10位)以来で、やはりこの曲も管野さん作曲の作品でした。


その曲をはじめ、「マクロスF」作品が今年は実に3作チャートインし、同時にヒロインを務めた新人声優・中島愛が2作入る形となりました(「ランカ・リー中島愛」名義と「May'n, 中島愛」として)。


そして今年は何といっても、男性曲が4曲も入ってくるという結果となり、まさに男女政権交代が話題になりましたね。
ただ意外にも男性声優として入ったのは宮野真守のみで、1番の話題となった鈴村健一は1位のリュウタロスとして入ったのみにとどまりました。

アーティスト別ポイントランキング

順位 アーティスト名 曲数 最高位(回数) 週数 ポイント
1 水樹奈々 3曲 1位(13) 28週 2250
2 モモタロスほか 2曲 1位(10) 27週 2180
3 鈴村健一 2曲 1位(4) 25週 1890
4 坂本真綾 3曲 1位(4) 26週 1650
5 小野大輔 2曲 1位(2) 24週 1590
6 pigstar 2曲 1位(4) 21週 1520
7 茅原実里 3曲 3位(2) 24週 1260
8 宮野真守 2曲 1位(3) 19週 1160
9 平野綾 4曲 3位(2) 23週 1130
10 田村ゆかり 2曲 1位(2) 14週 1040

こちらは水樹奈々が見事2年連続で制しました。
最後の1ヶ月で、これまで独走態勢を走っていたモモタロスほか(※注)を追い抜かしてのトップ獲得という結果でした。
(※注:4人組のものと、デネブを含めた5人組での合算。ソロとユニットの違いとは異なり、デネブの有無で有利不利に働くものとは思えないので)


続く3位は、今年の男性声優活躍のトップを直走ったと言える鈴村健一ランティス芸人*1でもあることもあり、彼の活躍はこれからも続きそうです。
5位には同じランティス芸人の小野大輔が粘りました。両者とも年間チャートには入らずとも出した楽曲がどちらも活躍したことでこの順位となっています。


6位は今年1番のダークホースで、この10組の中では1番知名度が低いであろうpigstarが頑張りました。
出した楽曲がどちらも櫻井孝宏主演のアニメ「純情ロマンチカ」シリーズのオープニングテーマに使われたことが爆発のきっかけとなりました。


一方で、昨年の活躍とは打って変わりピークを過ぎた結果となってしまったのが、7位の茅原実里(昨年3位)と9位の平野綾(一昨年2位)。
10組のうちこの2人はいずれも最高位3位止まりに終わり、ランクイン楽曲が3曲以上あることで入って来た形になりました。
同じランティス芸人でありながら、鈴村・小野と明暗が分かれる結果に。


そして最後まで面白かったのが10位争い。先週まででいうとランカ・リー中島愛がわずかに上回っていたのですが、今年最後のチャートで「Tomorrow」を6位にランクインさせたことで逆転し、田村ゆかりが食い込む形となりました。
やはり彼女は最後の逆転劇というのが似合います(2005年の年間チャートも最後の最後で逆転1位を果たしている)。

予告小見出し登場回数ランキング

今回から順位の付け方の方法を若干変更。更なる差別化のため、以下の方法を実施。

  • 登場回数を集計
  • 同じ回数の場合、総計V獲得回数の多い方を優先(今年の変更点。最高位2位以下の場合は全てV回数0とする)
  • それでも同じ場合は、ランクイン曲数の少ない方を優先
  • それでも同じ場合は同率とする

それを踏まえての予告小見出し登場回数ランキングの発表です。

順位 アーティスト名 曲数 回数(V獲得数)
1 水樹奈々 3曲 21回
2 モモタロスほか 2曲 17回(10)
3 鈴村健一 2曲 17回(4)
4 坂本真綾 3曲 14回
5 pigstar 2曲 12回(4)
6 小野大輔 2曲 12回(2)
7 平野綾 4曲 10回
8 access 1曲 9回(2)
9 田村ゆかり 2曲 9回(2)
10 ランカ・リー中島愛 1曲 8回(3)
10 May'n, 中島愛 1曲 8回(3)

アーティストランキングについで、こちらも水樹奈々がトップとなりました。3年連続になります。
1位回数が13回と最も多かったことが要因として大きいですね。


年間1位のモモタロスほかがアーティストランキング同様2位になりましたが、290ポイント離した鈴村健一も同じ17回で回数的には並んでいます。
この結果の裏には、「さあ切れ!パンサー皇子」が登場10週目での史上最遅V獲得タイで粘ったことがあるでしょう。


下位で面白いところと言えば、昨年10位のaccessが、この手のアーティストとしては異例の2年連続ランクイン。
こむちゃーと年間10位に入った「Doubt&Trust〜ダウト&トラスト〜」がランクイン週数歴代2位の21週残ったことに触れての1回も響き8位にランクイン。
この1回がなければTOP10圏外だったので、この1回はデカイです。


そして10位タイで中島愛がダブルで入ったのも妙な感じですね。同じ回数・同じV数・同じ曲数って、どんだけ運命共同体(笑)
ちなみに同じ8回では宮野真守茅原実里も同回数だったのですが、茅原実里は1位回数ゼロで脱落。
そして宮野くんは1位回数は3回だったのですが、「…君へ」のランクインが大きく、2曲入ったことで脱落となってしまっています。


こういう結果になるのもまた面白いです。だからやめられない、予告小見出し

*1:広義的にはランティスより楽曲をリリースしている、主に声優のことを指す。特に「涼宮ハルヒの憂鬱」以降から出した人のことをいう。